アクションリーダー活動

みくるま保育園のSDGsを考える

最近NHKの「SDGs」関連の番組が気になって全部録画してみている中村です。

私の働く「みくるま保育園」では、子ども達にSDGsのことを知って、興味を持ってもらいたいと考えて、様々な取り組みをスタートさせています。

まずは、活動第1弾 “ペットボトルキャップでワクチン”プロジェクト。
こちらは以前の記事(2021.7.29 活動第1弾 “ペットボトルキャップでワクチン”プロジェクト)で紹介していますが、この取り組みを当園でも始めるにあたり、是非保護者の方にもご協力をお願いしたいと考えました。保護者がSDGsそのものに意識をしていただくことで、ご家庭での会話に繋がり、持続可能な幸せのあり方について普段から話し合えるきっかけにもなればと思ったからです。

“ペットボトルキャップでワクチン”プロジェクトによる、保護者の方や私たち大人の行動の変化を子どもたちに感じてほしいと思い、回収箱は玄関ホールに設置。毎日子どもの目に触れる所なので、回収箱には、中身が見える工夫も加えてみました。

みくるま保育園のSDGsを考える

活動の主旨は、私から保護者の皆様お一人お一人にお時間をいただき、SDGs活動の目的を説明させていただきました。どう思われるか不安でしたが、前向きに捉えてくださる方が多く、逆に励まされたところもあります。

結果、1ヵ月半くらいの期間に2,550個のキャップ回収ができました!これで京都のプラスチックごみが約5.1kg削減できたことになります。小さい積み重ねが、皆さんの善意で大きな成果に繋がりました。登園のときに「せんせい、今日も持ってきたよ~」という声が聞こえたり、「今朝持って行こうとしたら娘に、「ちゃんと洗った?」と確認されました」といった保護者の方のお声もあり、子ども達も一緒に、意識的に取り組みに参加してくれていたことが、私は一番嬉しかったです。

また、幼児さん達にはSDGsのロゴに触れてもらおうと思い、はさみの練習も兼ねて、印刷したロゴを切ってもらいました。「12は?輪っか付いてるね」「14はおさかなさんがいる〜」ロゴの絵柄に興味を持ってくれたり、「カラフルで可愛いね」と興味津々!

12のロゴを見せて、「これどこかで見たことない?」と聞くと「玄関の箱にあったよ!」と答えてくれた子も。そうです、玄関ホールに設置したペットボトルキャップ回収箱に、12のロゴを目標として貼っているのです。子どもたちはいつの間にかいろんなところを見て、いろいろな感情を芽生えさせています。鋭い観察眼には頭が下がります。SDGsで得られた学びや自信が、子どもたちの将来に繋がってくれたら、とても嬉しいです。

小さいお子様にはまだSDGsの理解が難しいので、ロゴの色を知ってもらう「保育園の中にある、ロゴと同じ色を探すゲーム」を実施。

みくるま保育園のSDGsを考える

水色や黄緑、濃い緑、小豆色等、色の種類がたくさんあり、最初は迷いもありましたが、「せんせい、あったよ!」「これ?あってる?」「見つけたっ!」と楽しんで遊んでくれました。お子様は月齢6ヶ月頃から人物や物、色を識別し始めるといいます。楽しく色を覚えると、そこからさまざまな学びに繋がるので、保育でたくさんの色と触れ合うことを大切にしています。

みくるま保育園のSDGsを考える

SDGsは未来を担う子ども達のための取り組みでもあります。
子ども達の興味関心を引き出せるような関わりを、これからもどんどん工夫していきたいと思います。